3月の令和3年第1回定例議会の本会議テレビ放映を録画、後で見ながら「勝手に市議会について考えてみた」のですが、今回番外編として「市議会議員」について勝手に考えてみました。
公益財団法人:明るい選挙推進協会のホームページによると、「市議会議員の役割」は、「地域の発展を考える」、「市全体の将来を考える」、「地域・地元の面倒をこまめに見る」の3つが期待される順番との記載がありました。言い換えると、「地域発展や市の将来を考えられる能力を有し、地域・地元から信頼を得ている人材」が、その職責に付くに値する、と言えるでしょうか。
次に米原市議会議員の傾向を、近隣の高島市・長浜市・彦根市と比較してみて考察します。
市 | 人口 | 議員定員 | 平均年齢 | 備考 |
米原市 | 38,514 | 18 | 65.5 | 人口:2021/3/1現在、平均年齢:2021/3月現在 |
高島市 | 47,226 | 18 | 55.7 | 人口:2021/3/31現在、平均年齢:2021/3月現在 |
長浜市 | 116,763 | 26 | 63.9 | 人口:2021/3/1現在、平均年齢:2021/3月現在 |
彦根市 | 112,369 | 24 | 56.3 | 人口:2021/2/28現在、平均年齢:2021/3月現在 |
年齢別構成をグラフで示すと、以下のようになります。
ご覧のとおり米原市は、60歳未満の方は数名で、議員の高齢化が顕著です。同じ傾向は同じ湖北地域の長浜市。一方米原市と人口が近い高島市は、均等な年齢層で構成されており、平均年齢も米原と比較して10歳も若く、同じ傾向は彦根市にも見られます。
議員は一番上で述べたように、「能力と信頼」を有していれば年齢は関係ないですが、構成メンバの年齢に極端な偏りがあるのは、好ましくないでしょう。子育て世代の30/40代、責任世代の40/50代の代表となり得る人材への「世代交代」は必須と思います。
と、言っても子育てや責任(役職等)をしながら、議員をするのは非常に困難なのが現状です。
そこで私に何ができるのか? と自問自答したら、責任世代の50代で、子供が未だ保育園児3人と毎日格闘している子育て真最中、2年後の定年後は、「主夫」をする予定なので、ドンピシャ要件を満たしているのです。
米原に縁あって居を構え、この街の良さ・人の好さに魅了され、この街のために、責任世代と子育て世代の代表として、物事をロジックを前提に思考するバックグラウンドとキャリアを一般企業で磨き続けたユニークな人材として、ここ米原市のために役に立てるように挑戦することを、ここに宣言します。
もうすぐ市の広報に掲載されると思いますが、市の選挙管理委員会から、市議会議員選挙の日程を入手しました。告示が本年10月10日、投開票日が10月17日です。先のようであと半年に迫っています。
10月からのスタートラインに立てることを最大の目標として、今後も私の考え・想いをこのブログで発信して行きます。
コメント
いつも楽しく拝見しております。
年齢構成をグラフ化することで、私のように、誰もが同じことを感じるのではないか、と思いました。
また高島の情報を知り、高島の方には申し訳ないのですが高島よりも人口が少ないのかと、驚きました。交通の利では圧勝しているはずなのに。。。と。
その理由などについてなにかご存知でしたら教えていただきたいです。
交通の便以上に重要な要素があるのでしょうね。(交通の利ですが、高島の方が圧倒的に駅数は多いですね)
60歳以下の市議会議員比率が高いこと(世代交代が行えていること)とリンクすると面白いですね。
今後も楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
米原市と高島市の人口の差は、2005年の平成大合併時の母体自治体数の差、米原市が4町に対し高島市が5町1村、と思います。当時の人口は米原市が41,009人に対し高島市は53,950人で、その差は12,941人ですので、説明できそうな気がします。
因みにブログ内記載の2021年の両市の人口差は8,712人で、この15年余で4,229人差分が縮まりましたので、この傾向が継続すると仮定すると、計算上2050年には約34,000人で並び、その後逆転します。
この減少率の差は、高齢化率と立地の差と推測されますが、市の政策次第では傾きを寝かす事は可能と、私は思います。
この内容と市議会議員の平均年齢の相関関係は全く判りませんが、この1月実施の高島市議選の候補者の平均年齢がそもそも50歳代で、その4年前の選挙でも同じような傾向でしたので、高島市ではご高齢の方々は引退される傾向が高く40代50代の方々が出馬しやすい、逆に米原市はご高齢の方々は皆さん元気で基盤もしっかりしているので、40代50代の立候補がしにくいのかなぁ、と勝手に推測しています。
お答えになっていませんが、私たちの世代が印籠を渡す行動も必要と思いますので、自分は頑張りたいと思っております。
母体数の差でしたか。なるほど。ありがとうございます。
共に人口減は課題なのですね。
頑張ってください!応援してます!