米原駅周辺、積雪が一番深かったのは実は2021年12月27日だった  = 実際と報道のギャップ =

1つ前のブログで、「2022年2月5-6日 米原大雪 観測史上1位 91cm積雪」を書きました。この件はNHKや民法の全国ネットで繰り返し「米原では観測史上1位の・・・」が報道され、映像の殆どが「米原駅周辺、特に東口側」だったので、世間一般の方は「米原駅で91cmの積雪」と思われたと思います。

実際「親戚が心配して電話してきた」とか「米原に大雪見に来ました」(1つ前のブログでも記載)を見聞きしていますが、米原駅東口に実際住んでいる私からすれば、「去年の年末(2021年12月26-27日)の方がよっぽど酷かった」が実感ですので、何かしっくりこない感じです。

堅いですが、ここもデータで検証してみましょう。

上のグラフは2021年12月26日から28日までのアメダス米原及び彦根の積雪・降雪量のトレンドです。下のグラフは2022年2月5日から7日までの同じトレンドです。

12月は米原と彦根の積雪量は殆ど同じで70cmくらい、米原駅はその2地点の間(下図)にあったので、米原駅周辺も70cmくらい積もっていた計算です。一方2月は2地点間の積雪量の差が大きく2地点と米原駅の位置関係を考慮し計算した積雪量は最大でも50cmくらいになります。

青丸が米原駅東口近くの我が家の位置

実際の写真(左:12月27日朝、右:2月6日昼)を比較してもその差は歴然です。

因みに12月27日は彦根の国道8号線で雪による車輛立ち往生が発生し、NHK全国ネットや民放でヘリ中継されるほどでした。

エラー|NHK NEWS WEB

このように12月の報道では彦根市での交通障害がクローズアップされて放映されていますが、同じ日、米原駅東口近くもアメダス米原観測所の近くも同じような積雪でした。1月は米原観測所がそれ以上の積雪で観測史上1位になりましたのでその部分がクローズアップされましたが、積雪の傾向は明らかに違うので、「米原駅=91cm」はちょっと誤解を生みますね。報道の在り方を少し考えさせられました。

下の画像は我が家の目の前の除雪風景です。本当にありがたいです。米原、良い街ですよ。。

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