議会レポート第1号 市政及びかわしまに対するコメントに関して

 議会レポート第1号では、米原駅東口まちづくり事業アンケートの他に、「市政に対するコメント」と「かわしまに対する要望やコメント」もお願いしました。各々6件のご意見を頂きましたので、ここで私の見解などをお伝えします。(頂きましたコメントは原文のまま掲載しています)

「市政に関するコメント」

① 米原駅周辺の発展を阻害している最大の原因は、当該地主による駐車場経営ではないだろうか。条例の制定を含んだ手段でここにメスを入れるべきである。


 ⇒ このご意見は、都市計画を含めて検討する内容と私は思います。
 東口に市役所が移転して以降、米原駅前の駐車場は平日でもほぼ満車(これは私がいつも駅前周辺を歩いて感じるものです)で、休日は明らかに不足しています。
 駐車したい需要に対して、個人個人経営のキャパシティに依存し続けることは、課題と考えます。この課題と駅前の発展を別々に考えるのではなく、現在存在していない駅前の都市計画ビジョンを明確にした上で、同時に解決していく必要があると思います。
 その意味で東口まちづくり事業は全くその課題解決になっておらず、更に不足を加速させると私は予測しています。(私が提案した仮称米原アリーナ構想は、地下に壮大な駐車スペースを設置し、周辺の個人経営の方々とは敷地提供に対して利益還元する事業スキームを考えていました。)

② 米原市をどういう市にしたいのか、全くビジョンが見えてこない。目標のないところに進歩は無い。 抽象的な言葉で逃げないで、よく考えてほしい。新しく起業する人や、米原市に入って来る人に対する補助はよく聞くが、今まで頑張って米原市をささえてきた既存の商工業者に対して、応援する施作が無い。 今のままでは廃業する商工業者が増えるばかりだ。

 ⇒ このご意見も「米原をどのような街にしたいか」と言う都市計画・都市機能ビジョンが現在存在していないことに帰結すると思います。
 ビジョンが無い事は、議員になる前から意見しており、2回経験した議会の一般質問でも全ての質問の中で「ビジョン」と言う言葉で質問し続けています。今後も継続して言い続けますが、志し有る行政職員と協働して「政策提案」できないか、と模索しています。
 幸い米原市や近隣の長浜市には、この内容を専門にされている方が居られる情報をつかんでいますので、今後意見交換から初めて真剣に取り組んで行きたいと、現在勉強しているところです。

③ ご活躍を期待します。しっかりと市政のチェック機関として執行部当局と是々非々で臨んで頂きたいと思います。単なる追認機関にならないようにお願いいたします。

 ⇒ ありがとうございます。私のスタンスは「是々非々」です。全ての事柄が勉強の連続ですが、現在の状況は過去の何かの理由の結果と捉えて、事象を表面的に見るのではなく、その本質を見極められるよう常に「なぜそのようになっているのか」を繰り返して行きます。

④ この地に越してきてほぼ一年になりますが、以前住んでいた長浜市と比べて市内、道路沿線の除草が非常にお粗末で、移転者や観光客に恥ずかしい思いです。この違いは一体どこからくるものなのでしょうか。

 ⇒ このご意見を頂戴して、米原駅東口ロータリーも雑草が生えて、適切に管理されていないことを再認識しました。この件は一旦個別対応するとして、責任部門による管理の有無が、更にこれも突き詰めれば都市計画ビジョンに繋がっていくと思います。

⑤ 新鮮な目で市政の刷新に期待しております。高齢者の文化活動の支援をお願いしたい。高齢者を元気にする事は、他の世代にも元気を及ぼす相乗効果がある!

 ⇒ ご期待頂きありがとうございます。高齢者が元気で過ごせる事はとても大切で、生きがいに繋がる文化活動はその一つと私も思います。既に私が住んでいる米原地区にある米原文化協会に入会し、皆さんの思いや今後活動を継続していくには、何ができるのかを実際体験して、高齢者のみならずその後に続く世代への継続性を模索して行きたいと思います。

⑥ 4町合併から20年経過したが、あまり合併の良さが出ていなく、相変わらず4町間の連携というか一体感が感じられないように思う。そこを市長はどうしたいのかが聞きたい。

 ⇒ このご意見も「米原をどのような街にしたいか」と言う都市計画・都市機能ビジョンが現在存在していないことに帰結すると思います。市長には機会があれば、その旨のお伝えするつもりですが、上述のように志し有る行政職員と協働して「政策提案」できないか、と模索して行きます。

「かわしまに対する要望やコメント」

① 今回の議案にあります、旧米原庁舎跡地の売却についてですが、売買価格が余りにも近傍のそれとはかけ離れていて大変驚くと共に市民感情として納得出来るものではありません。この提案にいたるまでの経緯は知る由もありませんが、このような価格で市民の大切な財産を処分されることに大変な違和感を覚えます。何か恣意的なものが働いている様に勘ぐってしまいます。この議案については、慎重かつ丁寧に議論をしていただきたいと思います。当局は、それなりの理屈をつけて説明するとおもいますが、これは絶対におかしいです。市民の財産を有効に活用していただくのは良しとしても安売りだけは阻止していただきたいです。

 ⇒ 本件は議会だよりの第2号に私の意見を掲載する予定ですので、そちらをご覧ください。

② 頑張ってください。期待しております。

 ⇒ ご期待に沿えるよう今後も努力して続けます。今後もご指導よろしくおねがいいたします。

③ 米原駅にはゆったりと過ごす場所が無いように思う。駅に少し早く到着した際に余裕を持って電車や新幹線、友人を(が)待つ場所、コーヒーショップや本屋などあればいいなと思う。

 ⇒ おっしゃるとおりですね。個人による出店を促す方法では、採算面で課題が大きく厳しい側面があると思います。これも都市計画ビジョンとリンクさせて検討するのが根本解決の一つと思います。

④ 市民ファーストの視点で活動して頂けましたら幸いです。高市早苗の国家観を見習い、崇高な市政観を期待しております。共にがんばりましょう!

 ⇒ 地方議会議員は市民ファースト視点なので、肝に銘じて今後も行動していきます。

⑤ 良き同志と米原市政に新しい風を吹き込んで頂きたい。

 ⇒ ありがとうございます。地元出身でない事が、ご期待に沿える一つの方法と思っております。初心忘れるべからずで今後も行動します。

⑥ 少子高齢化について、どう思っておららるのかが知りたい。高齢化率が30%を超えてきたことを、どう思われますか?

 ⇒ 人口は「出生と死亡の差:自然増減」と「転入と転出の差:社会増減」の単純な算数で算出されますが、自然増減を「増側」に持っていくこと自体人口構成からほぼ不可能で、社会増減も少ないパイを奪い合うだけで、その結果に一喜一憂しても意味がないと思っています。
 事実として少子高齢化が進んでいる事は米原でも同じなので、少子高齢化を前提とした街のビジョンが必要です。
 私は「増えた減ったの数の議論」より、「そこに暮らす人たち全員が、生きていて暮らしていて幸せと感じ続ける社会」をビジョンとして様々な政策を立案して行きたいと思っています。

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