先日の米原大雪(6時間降雪量観測史上1位:30cm、12時間降雪量観測史上1位:46cm、24時間降雪量観測史上1位:62cm、積雪観測史上1位:91cm)に関してまとめてみました。
アメダス観測データをグラフ化してみると、、、
青色折れ線グラフが積雪(左軸)、青色棒グラフが1時間あたりの降雪量(右軸)です。
2月5日(土)午前4時は積雪0cmでしたが5時に3cm、そこからぐんぐん積り6時から12時までの6時間降雪量30cm(上記グラフ①)、18時までの12時間降雪量46cm(上記グラフ②)、6日6時までの24時間降雪量62cm(上記フラフ③)、そして6日23時に最深雪91cmを観測、これらは統計を取り始めた2001年以来観測史上1位とのことです。
グラフには参考までに彦根(地方気象台)の観測データもオレンジ色でプロットしていますが、下図のとおり米原と彦根の観測所は直線距離で約15kmしか離れていないにも関わらず、彦根の最深雪は7日0時の23cmで68cmも差がありました。
この差はJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)による帯状の雪雲の通過がより北東側(伊吹山側)になったためだと思われますが、ここまで差があるので参考までに上図青丸(米原駅東口近くの私の家)の積雪量を計算(深緑色線)で出してみました。彦根から米原までリニアに積雪量が増加する前提です。
この計算値では米原駅東口では最大でも50cmになりますが、我が家での実際の積雪量は、目分量で最大40cmくらいでしたので、傾向は示していると思います。
今回テレビ等で「米原で大雪」「観測史上1位」の報道が多くされています。以下にいくつか動画付きのネットニュース(NHK及びMBS)を見つけましたので、ご紹介します。
動画撮影場所はいずれも「米原駅東口」でインタビューを受けられている方々や映像に映っている小学生の多くは、ご近所の方々でした。。。
この映像が放映されていたせいかも知れませんが、私が家の前で子供達とそり滑りをしていた時や、米原駅東口から国道8号線沿いの歩道を彦根方面に雪かきしていた時に、草津や大阪から「大雪を見に来ました」と言われる方々にお会いしました。
新幹線に乗られた方はご存じと思いますが、雪で減速運航する時、「米原付近の雪の影響で・・・」とアナウンスされますので、一般的に「米原=雪=新幹線遅れる」の印象があるのは明らかですが、これをネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに考えてみたいと思います。
それは新幹線車窓から見える風景に、米原をPRする電光看板(いわゆるデジタルサイネージ)を設置することです。新幹線が駅以外で減速してくれるのは「降雪時」のみで、いつもより「ゆっくり鮮明に」見ることができますよね。
ちょっと自虐的に「遅刻は米原の雪のせいです」とか「ゆっくり雪景色をご鑑賞ください」とか。。
雪の話からちょっと逸れてしまいましたが、今年は本当に雪が多いです。
アメダス米原観測地にほど近い知り合いの方曰く、積雪でドアが開けられなかった、と言われています。もっと雪深い伊吹の方にお住まいの方は、屋根に1mくらい積もった雪を下ろしている動画をインスタに上げられていました。ただ道路に関してはしっかり除雪いただいていますので、本当にありがたいです。雪は降りますが住みやすい街だと、私は思います。。
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