会社勤めをしていた時、トップマネジメントが「会社としてのビジョン」を明確に発信し続けているかどうかが、その会社が今後成長するかどうかを決めていると言っても過言ではないことを、一中間マネジメントとして実感していた。
組織マネジメントに関しては、ビジョンすなわち「目指す将来像・目指す方向性」を正しく理解した上で、自部門のミッションすなわち「使命や意義」を決め、その結果としてバリューすなわち「価値」を如何に得るかを追究してきたからだ。
企業の場合、お客様はその価値を認めて「購入」という行為をして頂くことで、利益を生んでいる。
行政においても、それが利益ではなく「満足」と言う観点で同じ、と私は思っている。
では今の米原市のビジョンはなに？
私の答えは、残念ながら「わからない」、である。
米原市の現在の最上位計画「第２次米原市総合計画」（2017年度～2026年度）をくまなく読んでも「ビジョン」と言う単語は一切出てこない。それらしき文言はあるが、やはり無い。
３年前、私が最初に市議を目指す際に、先ず考えたのは「もし私が市長なら、どのようなビジョンを描くか」だった。それを今回私なりにブラッシュアップした（つもり）内容が、
「夢がかなう街、米原 ～あなたと創る幸せ～」
具体的には、
「ここに生まれ育ち、誇りが持て、心休まる街。住んで良かった、ずっと住み続けたい街。
いつか戻って来たい街。何度も訪れたい、移り住みたい街。この街いいよ、ってPRできる街。
そしてそこに住むみなさんが、生きがいを感じ、米原に対する「愛」と皆さんの「夢」がかなう街。」
である。
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